常勤の仕事を探したい

現在の職場環境や条件に満足できず、フリーランスに転身を考えるケースは少なくありません。しかし常勤であることによる確実な報酬と、仕事があるという安心感は大きな魅力です。

ここでは、常勤にこだわり条件や待遇の改善を求めて転職した事例を紹介します。

常勤麻酔科の求人例

麻酔科では日々、さまざまな地方や都心、病院の規模を問わず求人情報が更新されています。麻酔科の求人例を地方ごとにまとめてみたので、転職先選びの参考としてチェックしてみてください。

関東地方

勤務地千葉県
給与年収1,200万円~1,900万円(別途赴任手当あり)
業務内容麻酔管理(全身麻酔、その他2,000例ほど)
休日日曜

中部東海地方

勤務地愛知県
給与年収1,400万円~1,800万円
業務内容整形外科の手術麻酔を担当
休日日曜・祝日、隔週土曜※週4日勤務も相談可能

近畿地方

勤務地大阪府
給与 1,500万円
業務内容整形外科の手術麻酔を担当(全身麻酔、局所麻酔)
休日日曜・祝日

九州・沖縄地方

勤務地福岡県
給与年収800~1,000万円(週5日勤務の場合、15年目で1,100万円程度)
業務内容外科・整形外科・産婦人科、眼科などの手術麻酔を担当
休日日曜・祝日

麻酔科医の転職体験談【常勤編】

公立病院勤務から地元である都内の病院に落ち着きました(女性・40代)

公立病院に常勤として勤めていましたが、その頃は非常に多忙で、当直を月に10日もこなさなければいけないような勤務体制でした。家にもほとんど帰れないような状態で疲れ切ってしまい、転職を考えていました。

もともとが東京出身でしたので地元に戻りたいと思い、大阪から東京への転職先を探しました。その際条件に合った勤務先をコンサルタントの方にアテンドしていただきました。

フリーランスが合わず常勤に復帰しました(男性・40代)

もともと常勤で働いていましたが、とにかく忙しすぎて、仕方なくフリーランスとして働くことにしました。でも、やはりフリーランスには向いていなかったのでしょうか。どうしても馴染めず、キャリアコンサルタントに相談したところ、ストレスを抱えていることを見抜かれ、常勤の勤務先を紹介してもらいました。

高齢の両親が暮らす地元の病院に転職(男性・30代)

転勤の多い病院勤務でしたが、高齢の両親がおり、地元に帰りたいと思い、キャリアコンサルタントに相談しました。前の医局との繋がりがあり、しかも実家近くの病院は地元の大学の紹介以外は受け入れてもらえず難航。最後に紹介された病院の院長が、医局に話をしてくれて円満転職を実現できました。医局や病院の間に立って、根気よく交渉や調整をして頂いたコンサルタントのおかげだと、本当に感謝しています。

麻酔科で常勤として働くメリット・デメリット

メリット

各種手当、退職金がある

常勤医師は、長く働けば働くほど利益が大きい仕事です。常勤医師として10年勤務した場合、平均200~500万円の退職金が支給されます。さらに、公立病院は民間病院よりも支給水準が高いのが特徴。地方勤務では住宅手当や交通費の支給などの各種手当が支給されます。長期的に働きたい方や、地方病院に就職を考えている方に適している求人でしょう。

社会保障制度や福利厚生が充実している

常勤医師のメリットは、社会保険や福利厚生が充実していること。非常勤医師と異なり、常勤医師は医療法人の一員として登録されるため、社会保険や年金、健康保険などの手続きが簡単です。また病院によっては積極的に有給休暇の消化を推奨しているところも。勤務先を選べば、ワークライフバランスをうまく両立できます。

専門医の取得・維持が可能

常勤医師の場合、医療現場に長時間携われます。経験値を高め、医療技術の腕を磨くのに適した環境です。また、専門医になるには臨床・研究の実績も必要なので、腰を据えて専門分野に取り組めます。複雑な症例の経験を積む、新しい技術を取得するなどで収入アップのチャンスも。医療経験を積みたい方だけでなく、将来開業を考えている方、上昇志向のある方に向いているでしょう。

社会的な信用が大きい

常勤医師は特定の病院に勤務しているという点から、社会的な信用度が大きくなります。住宅ローンやクレジットカードの作成など、信用調査が必要な手続きに困ることがありません。子どもの教育費や家族の生活費など大きな出費がある場合、銀行やカード会社のサポートをすぐ受けられるという点でとても便利です。医療機関に所属しているという安定性は、特に家族のいる方にとって大きな利点でしょう。

デメリット

勤務時間が長い

常勤医は非常勤に比べて勤務時間が長いため、プライベートの時間が確保しにくいというデメリットがあります。麻酔科医は主に手術に携わるため、一度の手術にかかる時間が不確定です。そのため、通常の勤務時間よりも長く拘束されることも考えられます。また患者さんの容態によっては、昼夜に関係なく呼び出されるケースも。常勤は常に仕事と隣り合わせなので、臨機応変な対応力や、仕事への情熱がなければ継続することが難しい仕事です。

職場の環境によって働きやすさが異なる

常勤医の勤務先は大学病院から大規模公立病院、大規模民間病院といった3つの選択肢があります。病院別にメリット・デメリットを見てみましょう。施設によって働き方や給与などが異なるので、自分に合った働き方ができるかどうか慎重に検討することが大切です。

  • 大学病院
  • 大学病院は最先端の医療技術が揃っているため、高度な医療知識を得られるのがメリット。
    しかし大学病院は設備費や研究費との兼ね合いにより、勤務者への給与が低い傾向にあります。昇給・昇進が難しいため、将来のために資産を残したい方や、家庭を支えるためにさらなる収入が必要な方には厳しい環境です。

  • 大規模公立病院
  • 国や地方公共団体が運営する大規模公立病院。勤務するメリットは、多くの症例に携われることでしょう。大規模公立病院では、民間病院での対応が難しい感染症、緊急医療などに対応しています。多様な治療経験を積めるため、医師としてのスキルアップが図りやすい環境です。
    しかし、施設によっては建物の老朽化が激しいところや、年収が低いところも。日本全国にある公立病院の6割は赤字経営だといわれており、労働環境の維持・管理や人件費などの確保に手が回っていないケースが少なくありません。また、自治体の人事異動による病院スタッフの変動も頻繁にあることから、院内での人脈を広げにくいというデメリットもあります。スタッフ同士のコミュニケーションを大切にしたい方や、職場に快適さを求める方には少し物足りない環境でしょう。

  • 大規模民間病院
  • 大規模民間病院は、カリスマと呼ばれる経営者の直下で働けるため、経営のノウハウを学びやすい環境です。将来に向けて独立を考えている方に向いています。

    デメリットは、その経営者の性格や個性、運営方針などによって働きやすさが異なるところでしょう。大規模な民間病院は知名度の向上やイメージ戦略のため、病院の経営方針をガラッと変える、新しい医療を導入する…といったケースが起こりやすいのが特徴です。目まぐるしい変化に対して臨機応変に対応できる方でなければ、長期的に働くことは難しいでしょう。

今後麻酔科はスポットでは働けない?週3日以上の規制

日本麻酔科学会は、2019年度から麻酔科専門医の条件として新しい項目が加わることを発表しました。項目内容は以下の通りです。

  • 麻酔科専門医の認定を申請した時点で、1つの医療機関に週3日以上勤務し、麻酔科関連の業務に従事していること
  • 麻酔科関連の業務とは、

  • 定期手術が必要な患者さん向けの麻酔管理
  • 疼痛管理(ペインクリニック)
  • ICU、救急外来など、重症患者の治療

など。さらに、麻酔科関連の研究・臨床実績がなければ、専門医として認められません。

週3日以上の規制が加わった理由とは?

日本麻酔科学会がこのような条件を追加した理由は2つあります。1つ目は、病院施設内における連携感の向上。2つ目は、後進医師の育成を充実させるためです。
週3日の勤務では、医療チーム間のコミュニケーション不足が生じやすく質の高い医療サービスを患者に提供するのが難しいという課題がありました。また麻酔科専門医は高度な医療を提供するだけでなく、後進の教育も重要な役割であるという観点も踏まえ、週3日以上の勤務を条件に加えることになったそうです。

今後の麻酔科は常勤医師の需要が高まる

現代の医療ではさらなる連携の充実を図るために、常勤麻酔科医の採用に力を入れています。特に救急外来では正確な判断や治療が求められるため、現場のスタッフ同士のチームワーク向上を図ることが重視されるのです。また、患者の体調や症状に合わせて、適切な麻酔を選択することも重要。医療現場の状況をきちんと把握していなければ、たとえベテランのドクターでも業務に支障をきたしてしまうでしょう。
さらに、非常勤は病院側の都合で雇用契約を決められてしまうのも懸念すべきところ。スタッフの信頼度や働きやすさに大きな影響を及ぼすだけでなく、医師としてのキャリアも保証されにくいのが現状です。非常勤医師は、将来を見据えて働きたい場合には不向きな職種といえます。 技術の向上を目指す場合や、安心して長く働きたい場合には、常勤医師という選択肢を検討しておくとよいでしょう。

転職を検討する際のポイント

常勤で働く場合、ちょっとしたすれ違いや不満が積み重なることも少なくありません。そのため、提案を受けた病院の条件や待遇についてしっかり精査して、納得の上で決定することが大切です。

また、入職後、当初と条件が違うと感じて悩むケースもあることから、パートナーとなるキャリアエージェントは信頼できる人物であることも重要です。

中には、給与条件の交渉はもちろん、業務量コントロールまでを行ってくれるエージェントもいます。生涯を左右しかねない転職であることからも、慎重な選択を行いたいものです。

ニーズ別で選ぶ麻酔科医エージェント

  1. プラス麻酔

    引用元:プラス麻酔公式HP
    (url:http://plusmasui.com/)

    麻酔科特化型。他社にない国公立大学病院等の独自ルートを保持している為、キャリアパスも見据えた提案が可能。その満足度から生まれるリピート率が高いのも強み。

  2. m3.com CAREER

    引用元:m3.com CAREER公式HP
    (url:https://career.m3.com/)

    日本最大級の医療求人情報サイト。会員向けに麻酔科医だけでない様々な科目の非公開求人を保有、データベース化している為情報収集がしやすいのが特徴。

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